TOEIC・IELTS・ケンブリッジなどの英語検定試験について

公開日:2016.02.27　更新日:2016.10.15

英語の検定は何種類も有り、自分が何を目指せばいいのかわかりづらい方もいると思います。
そこで日本とオーストラリアでなじみのある５つの英語の検定【英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・ケンブリッジ検定を比較してみました。

英語検定の種類

英検…5級～1級まで7段階あり、準1級以上で仕事で使えると判断される。

良い点：目指して勉強すると総合的な英語力が身に付く。準一級でTAFEに入れる。有効期限がない。
悪い点：世界的な知名度はない。

TOEIC…990点満点。内容は日常、ビジネスシーン。

良い点：日本では一番認知度が高い(日本での就職・昇格に有利)。合否ではなく点数なので、勉強のしがいがある。
悪い点：日本と韓国以外での認知度は低い。ライティングやスピーキングが無く、テクニックで点が取れてしまいがちなので、高いスコアを持っていても実力が有るとは言い切れない。

TOEFL…英語圏(主にアメリカ・カナダ)に留学するための英語力の証明試験。

良い点：世界で最も認知度が高い試験の一つ。外資系の企業でTOEICより評価が高いこともある。
悪い点：プレゼン能力も要求され、難易度が高い。

IELTS(アイエルツ)：英語圏(主にイギリス・オーストラリア・ニュージーランド)に留学、または永住権などを申請する時に使う。スコアは0.5きざみで最高9.0ポイント。留学用のアカデミックとビザ申請など用のゼネラルの二種類ある。中国・インドなど含め、イギリス影響下の国で盛んな試験。

良い点：外資系企業への就職にも役立つかも。
悪い：資格の有効期限(2年が目安)がある。アメリカ留学にはあまり使えない。日本では認知度が低い。

オーストラリアで学ぶ

オーストラリアはTOEICやIELTSはもちろん、ケンブリッジ検定も盛んです。多くの語学学校に各種コースがあり勉強することができます。

ワーキングホリデーや語学留学をご希望の方は、DKまでお気軽にご相談ください。スタッフ一同全力でサポートしております！

TOEIC/TOEFL/IELTS/ケンブリッジ検定/英検のレベル比較

いわゆる「英語検定試験レベル比較表」を作成しました。
比較にあたり、IELTSとTOEFLについてはThe University of Sydney とTAFE NSW の入学条件を参考にしています。
そのため、IELTS 6.0 の部分で TOEFL のスコアがかなり高くなっていますので、目安のレベルが知りたい方はその部分を少し低く見積もってください。

なお、Cambridge、TOEICと英検についてはテスト形式が異なることと、公けに比較されている資料がないので参考程度にしてください。

ちなみに、2006年度から英検2級以上で TAFE NSW への入学が可能になっています。英検も英語検定としてオーストラリアで認められてきているようです。
英検2級の方が IELTS 5.5 よりも簡単？という声も多いので、日本にいる方は英検2級で直接 TAFE NSW への入学を狙うというもの1つの手だと思います。楽して入学すると後が大変なのでは？と心配する方もいるかと思いますが、ご心配なく。IELTS
5.5 を持っていても初めの内はついていくのが大変です。要は入学後にどれだけがんばれるかの方が大事です。

実際に入学時に必要となる試験結果					*参考程度
Reference	IELTS	TOEFL			Cambridge	TOEIC	英検
Reference	IELTS	PBT	CBT	IBT	Cambridge	TOEIC	英検
University of Sydney	7.5	627	263	108	CPE		1級	大学上級
	7.0	600	250	100	CAE		準1級	大学中級
	6.5	577	233	90	CAE	900
TAFE	6.0	570	230	88	FCE	800
TAFE	5.5	530	197	71	FCE	700	2級	高校卒業
–	5.0	一般的な英語学校で Upper Intermediate level			PET	600	2級	高校卒業