コラム
2015.12.16
オーストラリアは1980年に日本と最初にワーホリの協定を締結して、30年以上の歴史がある国です。ワーホリというのは略した言い方で、省略しないとワーキング・ホリデー(Working Holiday)となります。
二つの政府間同士取り決めで、相互にワーキング・ホリデー査証(ビザ)を発行し、若者の交流をはかり有効関係や相互理解を促進させることを目的にしています。
ワーホリで一番人気があると言われているのがオーストラリアで、いろいろな国とのワーホリ協定を結んでいますが、毎年約9,000人がオーストラリアに渡航していて、ワーホリの約半数を占めています。
ワーキング・ホリデー査証(ビザ)で渡航している若い人は、約20,000人弱というわけです。
日本の大学生は毎年280万人程度ですから、まだまだワーホリを利用している人は多いと言えません、ワーホリは30才の誕生日まで利用できるビザなので、大学時代に利用する理由もないのですが、大学進学率が50パーセント前後の日本では、まだまだワーホリ利用者は多いとはいえないのかもしれません。
ワーホリでオーストラリアが人気になっているのは、セカンド・ワーキング・ホリデーの仕組みがあるのも理由だと言われています。
これは指定された仕事に3ヶ月間就業すると、セカンド・ワーキング・ホリデーのビザがもらえて、滞在期間を1年から2年に延長出来るというもので、ワースト・ワーキング・ホリデーと区別されています。
オーストラリアは自然豊かな観光国のイメージが強く、人ものんびりとしたイメージです。危険というイメージがないのもワーホリでの人気を支えている理由でしょう。
魅力的な観光地も多いので、旅行をしながらのんびりオーストラリアを一周してみるという楽しみ方もあるのです。
英語が出来るかどうかは、ワーホリを利用する時には関係ありません。
留学ではないので、言葉が通じないということでワーホリのビザが取得できないということはないのです。