コラム
2015.12.16
ワーホリでオーストラリアに渡って、最初に行うのが語学学校選びでしょう。
語学学校は、英語を習いに行く学校です。日本国内にも日本語学校があり、多くの外国人が日本語を学んでいます。
残念ながら、語学学校では講師やスタッフ以外は、英語圏の人間との出会いは少ないものです。
語学学校選びは、生徒の国籍をチェックしてみないと、クラスの大半が日本人だったということも起こります。
日本人が多い学校には日本人のカウンセラーがいて、日本人の学生が定期的に大人数で入学してきます。
日本語でカウンセラーに直接問い合わせができたり、学校側もホームステイも日本人慣れしていて楽な部分がある一方で、数か月でも高額な学費を払って、集中して英語を磨こうと思っている人には、良い環境にならないことも。学校選びは難しいものです。
かといって、日本以外の1か国からの学生が集中しているという学校も、それはそれでその国の言葉が飛び交い、居心地が良いとも言いきれません。
できれば、学校は生徒の国籍に偏りが少ないところを選びたいもの。
オーストラリアは立地的に、アジア各国からの学生が多いので、こうした工夫は必要でしょう。
また、ホームステイやフラットでは、学校では出会わない現地の人とのシェア生活を心がけるのも、早く現地の生活になじむためには大切です。
ワーホリでシドニーやブリスベン、メルボルンやパースに入り、語学学校で日本人が半数近いようなクラスに入る。
フラットは日本人のシェアハウス、アルバイト先はジャパレスでここでも日本語のみで仕事をするというやり方でも、海外の生活は楽しめます。
しかし貴重な1年間をかけたわりには、最期まで英語が伸びなかったというワーホリになってしまう可能性が、ぐんと高くなってしまいます。
風邪で倒れた時、フラットやバイト先でトラブルが発生したとき、困ったことがあって頼りになるのは、日本人の友人だというのは、海外で生活をしてみて改めて身に染みてわかることも事実です。
なんでも相談できる日本人の信頼できる友人や先輩を持つことは大切です。
同時に、ここでがんばって英語環境を作っていこうとストイックになることも、時には必要です。
バランスを取りながら、1年間を乗り切っていけたら、英語もおのずとついてくるというのが、ワーホリ流英語術でもあります。