コラム
2015.12.16
ワーキングホリデー(ワーホリ)の制度とは、ビザの一つで、観光ビザ、留学ビザ、学生ビザ、就労ビザとは異なった、若者限定の特別なビザです。
対象者は、日本人の18歳から30歳までの若者。
海外でバイトをしながら、旅行したり、語学学校に通ったりすることのできる、自由度の高いビザになります。というのは、通常海外では就労ビザがない限り、原則仕事ができないのですが、でもこのワーホリがあれば、お金を稼ぎながら、語学も学べるという、とても便利なビザです。
このワーホリ制度は、日本とオーストラリアで1980年からまず始められました。
その後、1985年にはニュージーランド、1986年にはカナダ、1999年韓国、フランス、2000年にはドイツ、2001年には英国、2007年にはアイルランド、デンマーク、2009年台湾、2010年香港、で取得することができるようになっています。
このビザの発給を受けるには日本にある先方政府の大使館、または領事館に申請することになりますが、大使館では一人一人のワーホリのビザ取得のサポートができません。それで一般の会社を通してワーホリを申請することになっています。
では、ここでビザ取得までの流れを、オーストラリアの場合を例として説明しておきましょう。
オーストラリアの場合、HP上からのオンライン申請が可能です。
有効なパスポートを用意して、大使館のホームページで申請します。
申請時に必要なものは、有効なパスポートとクレジットカードです。
申請料は365ドルとなります(2013年7月)。
申請後は、オーストラリア政府、移民・市民権省 DIACで審査され、申請が通ったら、ビザ発給通知書を取得することになります。
そして、入国時にそのパスポートを提示したらワーホリビザで入国できます。
申請時の注意点ですが、場合によっては、健康診断受診が必要なことがあります。
また入国の際、パスポートを入国審査官に提示するだけでよいですが、念のためビザ発行通知書のコピーを所持しておくようにしましょう。