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2016.07.05
オーストラリアの選挙では、投票は国民の義務です。
正当な理由なく選挙権を放棄した場合、$20の罰金が科せられます。
その結果、なんと90%以上という投票率が維持されているのです。
日本の投票率が50%なので、これは驚異的な数字でしょう。
しかし罰金以外にも高い投票率を支えているもの、それはソーセージでしょう。
学校や教会などに設定される投票所の周りには、ボランティアによる屋台が設置されます。『ソーセージ・サンガ―』と呼ばれるサンドイッチパンにはさまれたホットドッグが提供され、有権者の楽しみとなっています。
ソーセージ屋台のある投票所が確認できる、専用ウェブサイトもあったりします。本気ですね。
http://www.electionsausagesizzle.com.au/
日本と違って管轄内の投票所ならどこでも投票可能なので、『ここのソーセージがおいしい』などの情報で投票所を決める人も。
また、投票日も土曜日に決まっています。
休日なので、水着でビーチそばの投票所で投票⇒ソーセージサンガ―で腹ごしらえ⇒海水浴なんて人も。
モーニング娘の歌、ラブレボリューションの『選挙の日って、ウチじゃなぜか、投票行って外食するんだ~』って歌詞を思い出しました(歳ばれますね)。
義務なら楽しもうというオーストラリア人の楽しい発想ですね。