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2017.01.13
以下、赤字は2017年1月13日追記です。税額以外、なんかほとんど変わっていないですが、まだ検討中なので実施の可能性はありますね!
昨日(2016.9.29)バックパッカー税(ワーホリの所得税)が下がる(32.5%⇒19.5%)案が出ているとお伝えしました。⇒さらに下がって15%に決定☆
実はその他に、
①ワーホリビザ申請料を$440⇒$390に値下げ⇒$440で変更なし
②企業が積み立てた年金は帰国時返還しない⇒返還するが65%の税金を課す
③ワーホリビザの年齢制限を30歳から35歳に引き上げる⇒いまだ検討中だがしばらく30歳のまま据え置き
という案も同時に出ているのです。
一見良さそうな案ですが、②が曲者で、通常、企業は給料のほかに給料の約9%を退職年金として積み立ててくれます。厚生年金の会社負担分のようなものですね。外国人は退職までオーストラリアにいませんから帰国時手続きをふめばその6割程度返してもらえます。
それをほぼほぼ返さないぞ!という案なのです。
例えば200万稼いだ人は18万(厳密には税など引かれてもう少し少ない)退職年金の積み立てがあり、そのうちなんやかんや引かれて6割の10.8万ほどが返って来ていたのが、ほとんど返さないよ、という案なのです。
日本人の場合、ワーホリでは英語の勉強を数か月したり、セカンドを取るために数ヶ月しかファームをやらなかったりで大した額の年金も溜まっておらず、また手続きも煩雑すぎるので普通は年金取り戻しはしません。
しかしここでまたイギリス人ですが、もちろんワーホリの目的は語学学校に行くことではなく、その名の通りワーキングやホリデー。がっつりワーキングだけして大金を稼ぐ人にとってはその年金金額もばかになりません。それが返ってこなくなるとなれば、バックパッカー税が下がっても・・・。ということになりかねません。
③の「ワーホリビザの年齢制限を30歳から35歳に引き上げる」が決定したら、弊社含め留学業界にとって新たな局面となります。
これに関しては関心がある方が多く、オーストラリア大使館も「現在検討中であり、まだ決定ではありません」という声明をウェブサイトで出しています。詳しくは大使館の「ワーキングホリデービザ申請年齢制限」をご覧ください。
さて、いったいどうなることでしょうか?
最新情報が確認出来たら、DKブログやFacebookなどでお伝えしたいと思います。